Umbraco (アンブラコ)は、デンマークのNiels Hartvig 氏によって開発されたオープンソースの CMS で、XHTML/CSS 等の Web 標準に対応し、使いやすいユーザーインターフェースが提供されています。Umbraco のライセンスは MIT Licenseです。MIT Licenseは、非常に制限の緩いライセンスで、商用での利用にも好都合です。
Umbraco は、日本では全く知られていませんが、世界では 100,000 サイトを超える実績があるオープンソースの CMS です。特徴のある CMS として現在成長中で、Google Insights for Searchのウェブ検索の人気度では、日本で名前が知られている DotNetNuke、MODx と肩を並べており、Umbraco 5 が公開された2012年は、それらを追い抜く年になると思っています。
Umbraco 5 RTM が1月31日に公開されました。Umbraco 5 は、Umbraco 4 までと異なり ASP.NET MVC を使っておりソースコードも一から書き直されています。そのため、拡張性はいっそう高くなりました。一方、ユーザーインターフェースに関しては大きな違いはありませんが、Umbraco 4 用のプラグイン、モジュールはそのままでは動作しなくなりました。また、XSLT もサポートされていません。
Umbraco 5.1 が公開されて、Umbraco 5 を使う基礎的な環境はととのってきたと思います。基本的なホームページを作成するのであれば問題なく動作させることができます。しかし、パッケージを使いたいという場合には、Umbraco 5 用のものは、まだ殆どありません。 したがって、当分はUmbraco 4.7 を使うというのも有力な選択肢です。Umbraco 4.7 は少なくとも 2016 年までサポートされるということなので、安心して使えると思います。
一方で、開発者にとっては、ASP.NET MVC による拡張性の高さは大きな魅力です。また、Razor を使うことができるのであれば、簡単に拡張をすることができます。WordPress を拡張するよりも簡単だと思います。自分の好みの Web ページを作りたいのであれば、Umbraco 5 にチャレンジしてみてください。
Umbraco 5 については、Umbraco 日本語 Wiki を始めたので基本的にはそちらの方にメモをする予定にしています。Wiki なので誰でも編集ができるので、気軽に編集をしてください。
Umbraco 5 の5分間インストール
Umbraco の長所を端的にいうと以下のようになります。
それで、以下のような人には最適なオープンソースの CMS です。驚くほど簡単に自分のパソコンにインストール(Umbraco の5分間インストールを参考にしてください)できるので、一度 Umbraco を使ってみてください。
Umbraco は、プログラムに興味がある人であれば、意外に簡単にコンテンツを操作するマクロを作成することことができます。これが、Umbraco に人気がある大きな理由です。Umbracoは、コンテンツを自由に操作できる強力な Umbrco API を備え、フル機能のASP.NET を利用することができます。最新技術であるRazor Syntax や Ver 4.7 では .NET User Control、.NET Custom Control、XSLT、Python、Ruby を使って、ver 5 では、ASP.MVC の ChildAction を使って機能の拡張を容易におこなうことができます。Visual Studio や Excel の VBA を使ったことがある人であれば容易に機能の拡張ができると思うのでぜひ試してみてください。詳細は、Umbraco で Razor を使ってプログラミングにメモしてます。それに加えて Umbraco が優れているのは、コミュニティにすごく元気があることです。コミュニティサイト our.umbraco.org をみていただければ活発さは理解いただけるでしょう。フォーラムでは活発な議論がなされ、また、プロジェクトは300を超えており急速に増加しています。
Umbraco は、DreamWeaver 等の Web オーザーリングツールで習得した知識と作成したページを有効に活用できる CMSです。既存のHTMLで作成したウェブページを容易にCMS化することができます。Umbraco の5分間インストールとUmbraco による Web サイトの制作を参考にして、Umbraco で遊んでみてください。驚くほど簡単に自分のパソコンにインストールでき、ウェブページの作成も実際にやってみると難しくないことがすぐにわかると思います。Web オーザーリングツールだけを使うより、Umbraco に既存のサイトを組み込んでしまえば、ウェブページの管理が簡単になりページの追加や修正の作業を誰もができるようになります。
Vogue NIPPON のページをみていただければ、Umbraco は、デザインの綺麗で素晴らしいサイトを比較的簡単に作れるポテンシャルを持っているということは理解していただけるでしょう。Umbraco は、自由自在にウェブサイトをデザインすることができます。
Microsoft の ASP.net のページ、Wired.co.uk のページが Umbraco で作成されています。大規模なサイトの作成にも十分耐えられる CMS です。キャッシュがうまく機能しており、軽快に動作する CMS です。
日本では全く普及していない Umbraco を、最も普及している WordPress と比較するのは気がひけるのですが、日本で Umbraco をどう活用できるのか、そのためにどういう点が不足しているのかを理解するために比較表を作成してみました。
個人的な結論をいうと、WordPress は、ブログを書くためのとても楽しいソフトです。一方、Umbraco は、自分の思いどおりのウェブページを作成するのを強力に手助けしてくれるとても楽しいソフトです。テンプレートやプラグインを選択する楽しみがあるのが WordPress で、それらを自分で作る楽しみがあるのが Umbraco です。
Umbraco 4 のマクロは、.NET User Control、.NET Custum Control、XSLT、Python、RubyそしてRazorで作ることができます。
Razor を使った例を、Umbraco で Razor を使ってプログラミングにメモしてます。
以下には、UserControl を使った例をメモしています。
Umbraco の特徴は、Umbraco API を利用して、Umbraco のコンテンツを手軽に操作することができることです。our.umbraco の Wiki の Reference に詳しく説明があります。英語ですが、例もあってかなり読みやすくなっています。Umbraco API を使用すれば、UserControl を使用して、コンテンツを操作することができます。