Windows 7/Vista では、 IIS は Home Premium 以上に添付されているので、Home Premium
以上がインストールされたパソコンを用意します。IIS のバージョンは、Windows 7 が IIS 7.5、Vista が IIS
7.0 となっており、接続制限はあるものの機能的には、Windows Server 2008 、Windows Server 2008
R2 のものと同等であり、小規模なサイトであれば十分に実用に耐えられる HTTP サーバーを立ち上げることができます(こちらを参照)。接続制限は以下のとおりで、XP Pro
の場合では最大接続数の10を超えるとエラーが返されていたのが、7/Vista
では同時処理数の制限は残っているものの処理が遅れるだけになりました。また、サイトも複数作成できるようになり、アクセス数の少ないサイトであれば運用上の支障はありません。
| OS |
IIS |
接続制限 |
その他の主要な制限 |
| XP Pro |
5.1 |
最大接続数10 |
単一のWebサイトのみ作成可能、HTTP圧縮機能がない |
| Vista Home Premium |
7.0 |
同時処理数3 |
※1 |
| Vista Business 以上 |
7.0 |
同時処理数10 |
※1 |
| Windows 7 Home Premium |
7.5 |
同時処理数3 |
※2 |
| Windows 7 Pro 以上 |
7.5 |
同時処理数10 |
- |
各バージョンの機能制限の詳細は、マイクロソフトの
Vistaの機能制限、
Windows 7 の機能制限 を見てください。
※1. Vista の場合、WebDav、FTPサーバーの機能は使用不可になっていますが、WevDav 7.5(
x86版、
x64版)、FTP 7.5(
x86版、
x64版) をインストールことができます。また、WevDav、FTPのインストールには、
Web
PI を使用することもできます。
※2. Windows 7 Home Premium の
WebDav、FTPサーバーの機能は、マイクロソフトのページでは、使用不可になっていますが、実際は使用できます。
IIS のインストール
IIS
は標準では無効になっているので、以下の操作をして有効化します。なお、この操作には管理者ユーザーでログオンしている必要があります。
1.「スタートボタン」をクリックし、「コントロールパネル」をクリックします。
2.「コントロールパネル」が開いたら、「プログラム」をクリックします。
3.「Windows
の機能の有効化または無効化」をクリックします。ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので「続行」をクリックします。
4.インターネット インフォメーションサービスのチェックボックスをクリックします。塗りつぶされて、機能が一部有効になります。
5.Internet Information Services
の左側の+ボタンをクリックして展開して、必要な機能のチェックボックスをオンにします。「アプリケーション開発機能」で、ASP.NETをオンにします。PHPをインストールしたい場合は、CGIもオンにします。また、サーバ機へのファイルのアップロード等でFTPを利用する場合は、「FTPサーバー」のFTPサービスをオンにします(Vista
の場合は、
FTP 7.5
を別途インストールする必要があるのでオンにしないように)。HTTP
ダイレクトについては、ページの場所を移動させた時などに新しいURLにアクセスできるようにできる機能があるので、できれば ON
にしておきます。動的なコンテンツの圧縮については、
圧縮のためにサーバーのCPUに負担がかかるという欠点はありますが、帯域幅の使用量が減少し特に遅いインターネット回線を使っているPCのレスポンス時間を短縮できるので、状況に応じて
ON にしてください。必要な機能にチェックができたら、OKボタンをクリックします。
6.インストールが終了するとIIS 7 が動作を開始しています。確認のためには、
http://localhost/
にアクセスします。以下のような画面が表示されれば、IIS 7
が動作していることが確認できます。IISの既定のルート・フォルダは、デフォルトでは、C:\inetpub\wwwroot
です。C:\inetpub\wwwroot 以下に HTML 等のファイルを配置して、表示できるかどうか確認しておきます。
IIS の操作については、インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャーを使用します。IIS
マネージャーの起動については、「スタート」-> 「プログラムとファイルの検索」に 「IIS」
と入力、すると「プログラム」に「インターネット インフォメーション
サービス(IIS)マネージャ」が表示されるので、それをクリックすると起動します。
PC を 自宅サーバーで利用する場合には、IIS マネージャーやタスク
スケジューラー等のシステム管理ツールをよく利用するので[スタート]メニューに[管理ツール]を表示させておくと便利です。[管理ツール]を[スタート]メニューに表示させたい場合は、「スタート」をクリックして、スタートメニューを表示させて、そこで右クリックをし、メニューに「プロパティ」が表示されるのでそれをクリックします。「タスクバーと
[スタート」
メニューのプロパティ」のダイアログが表示されるので、そこで「[スタート]メニュー」タブをクリックすると以下の図の画面が表示されるので、「カスタマイズ」ボタンをクリックします。

以下の図の画面が表示されるので、システム管理ツールで「 [すべてのプログラム] メニューと [スタート]
メニューに表示する」を選択します。そして「OK」ボタンをクリックすると、スタートメニューに [管理ツール]
が表示されるようになるので、「管理ツール」をクリックして、IIS
マネージャを選択して起動させることができるようになります。

Wordpress、Umbraco、自分で作成した ASP.NET
のアプリケーション等をインストールする時に、Webサイトやアプリケションののフォルダーのアクセス許可をどのように設定したらいいかというと、大抵の場合は設定をしなくても動作すると思います。それは、大抵の場合は、既定で
Users 又は Authenticated Users
に「読み取りと実行」の権限が与えられているためです。もし、権限が与えられていなくて、エラーになる場合は、Users 又は
Authenticated Users に「読み取りと実行」の権限を与えるようにします。
一方で、ファイルのアップロード等でファイルへの書き込みをする動作がある場合には、大抵の場合はエラーになったり、書き込みができないままだったりします。それは、大抵の場合は、Users
又は Authenticated Users
に「変更の」の権限が与えられていないためです。書き込みする必要ファイルやフォルダーに対して、Users 又は
Authenticated Users に「変更」の許可を与えれば正常に動作するようになります。