ウィンサーバー VPS の体験レポート

ウィンサーバー(Winserver) VPSVPSServiceも同じ会社が運営しています)は、低価格の Windows VPS です。Light コースであれば月額1890円で、メモリ1G、ディスク容量40GBの VPS が借りられます。初期設定費用が3150円、最低利用期間が3ヶ月となっています。共用サーバーを使っていると、コントロールパネルが使いにくい、リモートデスクトップを使いたい、タスクスケジューラーを使いたい、最新のバージョンのツールを使いたい、Java も使いたいというような不満がでてくると思います。そういう場合の乗り換えに最適な VPS サーバーです。Amazon EC2 の micro インスタンスより、価格は安く性能面では上回っています。日本の他の Windows VPS と比較(低価格 Windows VPS の比較)してもパフォーマンスはいい方だと思います。また、Winserver は、Windows 専業で、Windows 共用サーバーも運営したりしているので技術力の面でも問題は少ないと思います。

Amazon Web Service では多くのサービスが提供されています。例えば、アクセスが増加したときに、その時間だけインスタンスの数を増やして対応するというようなことができます。ウィンサーバー VPSには、そのような機能はありません。しかし、個人や中小の企業の公開サーバーを共用サーバーから乗り換えたいという場合には、そのような高度な機能はそれほど必要としないケースが多いと思います。むしろ、ウィンサーバー VPS が提供している電話サポートの方が役に立つ場合が多いと思います。また、従量制の課金でないため経費が予測しやすいというメリットもありあます。

最近、スマートフォンが普及したことやFX(外国為替証拠金取引)の自動取引のために Windowsデスクトップの利用が増加しています。お名前.com の Windows デスクトップが有名なのですが、調べてみると、お名前.com の一番安価なコースが、メモリ1G、ディスク容量50GBで、1年契約の月額で2268円なので、実はウィンサーバー VPS の Light の方が安価なのです。Light の場合の方がディスク容量で10GB少なくなりますが、それでも初期状態で20GB以上の空き容量があるので実用上あまり問題はないと思います。そういうことからいえば、Windowsデスクトップを使いたいという場合にも、最適な VPS だといえると思います。なお、Windows デスクトップをFXのように24時間使用するというのでなければ、Amazon EC2 の small を必要な時間だけ利用する方が安価なのですが、起動に5分ぐらいの時間と手間がかかるので、そういうのは面倒だという場合にはいい選択肢です。

ウィンサーバー VPS を使ってみる

ウィンサーバー VPS の設定は、リモートデスクトップ接続を使用しておこないます。リモートデスクトップ接続は、簡単でウィンサーバー VPS では、初期設定の状況でリモートデスクトップの設定は完了しているので、自分のパソコンから、[スタート] - [すべてのプログラム] - [アクセサリ] -[リモート デスクトップ接続] で、リモート デスクトップ接続のソフトを起動して、メールで連絡のあった IP アドレス、管理者ID、パスワードを入力すれば接続することができます。リモートデスクトップで接続できれば、後はローカルのマシンを操作するのと全く同じです。また、自分のマシンからファイルをアップロードしたい場合にも、コピー&ペーストでもできるので便利です。

ウィンサーバー VPS の OS は、Windows Server 2008 R2 Standard です。初期状態でのメモリ使用量は、約450MBでした。それに、IIS、PHP、SQL Server 2008 R2 Express、MySQL、WordPress、Umbraco をインストールするとメモリ使用量は約640MBとなりました。メモリ1Gというのは、個人や中小の企業の公開サーバーであれば、たいていの場合は対応できるのではないかと思います。また、SQL Server のDBをオプションで 1GB 525円で借りられるのも便利です。公開サーバーのレスポンスは、かなりよく Amazon EC2 の東京リージョンの micro や small との差はほとんどありませんでした。

ウェブの管理画面については簡単なもので、VPSマシンの起動とシャットダウンの機能だけです。VPSなので殆どのことはリモートデスクトップで設定できるので問題はないのですが、ただ一点だけ、リモートデスクトップ接続のファイアーウォールの設定が管理画面で設定できないことが少し気になりました。ファイアーウォールでリモートデスクトップ接続ができるPCをIPアドレスで限定できれ少しは安心なのですが、そうでなければパスワードの強靱性に注意しておく必要があります。

FX での利用が増加しているようなので、MetaTradar 4 も実際にインストールしてみました(下図)。MetaTradar 4 は、メモリ使用量が10~20MB程度で、比較的軽いソフトという感じがして、軽快に動作します。
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